「千葉公園ドーム」整備 20年度完成目指す 競輪場間もなく解体へ

  • LINEで送る

2020年度の完成を見込む多目的スポーツ施設「千葉公園ドーム(仮称)」のイメージ図(日本写真判定提供)
国際規格に沿った1周250メートルの木製トラックを設置するドーム内

 千葉市は、老朽化した千葉競輪場(中央区)の再整備事業を公表した。現在の施設を国際規格に沿った1周250メートルの木製トラックを備え、音楽ライブなども開ける多目的スポーツ施設「千葉公園ドーム(仮称)」にリニューアル。整備は日本写真判定(東京都千代田区)が担い、2020年度の完成を目指す。

 市によると、ドームは地上3階地下1階建てで、敷地面積約2万7千平方メートル。常設の観客席約3千席やレストラン、カフェ、ショップなども設置する。整備費用約70億円は日本写真判定が負担。同社は、現競輪場の運営を受託している。同社が提出したイメージ図には、白いドーム屋根の競技場を背景に、周辺に集う市民が描かれている。

 同社はドーム完成後、従来の競輪事業に加えて、国際的な自転車競技大会も誘致する。自転車スポーツ以外にもゲームの対戦競技「eスポーツ」大会やドローンのイベント、音楽ライブの開催なども検討する。

 市は敷地を国から取得する方針。また、18年度予算案に約9億3千万円を計上し、今春にも現競輪場の解体工事に取りかかる。工事期間中の主催レースは、18年度は松戸競輪場(松戸市)と川崎競輪場(川崎市)で行う。

 熊谷俊人市長は「日本の自転車スポーツの発展につながる新たな挑戦で緊張している。競輪業界の理解を得ながら、事業を成り立たせたい」と述べた。

 千葉競輪事業を巡って、市は15年1月、業績低迷を理由に廃止の方針を提示。しかし、翌16年6月に同社が再整備を提案したことなどから、昨年9月、事業継続へと方針を転換した。

 現在の競輪場の敷地のうち、市はドーム予定地以外の土地に新たに体育館などを建設する予定。