市長『夏服も認めて』 生徒本位の対応を依頼

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 夏を先取りしたような陽気が続く中、千葉市教委が原則冬服の着用としていた一部の千葉市立中学校に対して夏服も認めるなどの対応を求めていたことが18日、市教委への取材で分かった。冬服・夏服問題は熊谷俊人市長が自身のツイッターで取り上げて話題に。熊谷市長は日焼け止めクリームの持ち込みを禁じていた学校があったことも指摘し、「児童・生徒本位の対応ができていない学校現場の事例が続いている」と批判した。

 市教委学事課によると、市内中学校55校中、35校が6月1日の衣替えに向けて夏服・冬服どちらでも着用可能な移行期間を設けている。このうち8校が16日の時点で移行期間に入っておらず、原則冬服となっていた。

 これにかみついたのが熊谷市長。ツイッターで市職員が今月から軽装で仕事をしていることを挙げ、さらに「自分たちはクールビズをしておいて、生徒がこの気象状況で冬服で通学していることに少しは疑問を感じてほしい」と教職員たちをチクリ。夏服の着用も可能とするよう8校に指導することを市教委に依頼したという。

 同課は上着の脱ぎ着で調節できるとしながら、17日に天候に応じた服装を生徒に指導するように8校に口頭で要請。18日にも確認の電話を行うとした。「市長のツイッターで話題になっていたのは知っているが、市教委として自主的な判断で状況を把握し指導した。近年の気象を考えると、各校に任せている移行期間の時期を見直す必要があるかもしれない。適切に対応する」とコメントした。

 残り20校のうち、19校は年間を通して夏服・冬服の期間を定めず生徒に任せており、1校は5月に夏服に切り替えた。